ナリワイ

その仕事一生続けられますか?-ナリワイで生きよう!-

「今の仕事をこのまま続けてもいいのだろうか」

皆さんそう思いながら日々生きていませんか?

私も今新卒で入社した会社で働き続けていますが
このまま今の仕事を続けていいんだろうかと日々悩み続けています。

「だったら転職すればいいじゃない」

と言われるかもしれませんが、転職しても今の環境より悪くなるかもしれないし
何より、転職自体が出来ないかもしれない。

「じゃあ起業しなよ」

と言われても、そんな能力持ってないし成功するかわからない。

こんな感じで、現状維持を選んでいるのではないでしょうか。
生活のためには今の仕事を続けていれば安泰です。

でも、今の仕事を一生続けるのかと想像してみてください。
本音はどうでしょうか。

敷居が高くなくて才能も必要がない生き方
あるんです

転職でもなく、企業でもない第3の方法
あるんです

その方法が記述されている、伊藤洋志さん著書の

ナリワイをつくる -人生を盗まれない働き方-

から

ナリワイをつくる

という生き方をご紹介していこうと思います。

ナリワイとは何か

ナリワイとは大まかに言うと、以下の3つのようなものを指します。

・大きな利益を得ることを目的としない
・激しい競争をしなくてもいい仕事
・自分がやっていて楽しいこと

このような仕事をつくることがナリワイです。

でも、こんな仕事つくれるんだろうか。ただの理想論なのでは?
そもそも、大きな利益を得られないのであれば食っていけないのでは?
と思うかもしれません。

確かに、一つの仕事としてはこれだけでは生活できません。
しかし、このような仕事を複数掛け持ちできたらどうでしょうか。

毎月3万円~5万円の仕事を複数やれば、それで生活できるだけの稼ぎになります。
このような仕事を組み合わせて生活していこうというのが
ナリワイで生きる方法となります。

でも、こんな都合よく複数の仕事が作れるの?
と思うかもしれません。

確かに、すぐにこのようなナリワイをつくれるものではありません。
ナリワイを育てるという行為が必要になります。
(ナリワイの育て方についてはこの後ご紹介します)

また、仕事をすると言うことはプロフェッショナルでなければならない
という認識があるかと思いますが、そんなことはありません。

大きな稼ぎを生むには、それなりのプロフェッショナルでなくてはいけないでしょう。
しかし、小さい稼ぎであればプロフェッショナルでなくても可能です。

そして、ナリワイで一番重要なのは

自分が楽しいと思えるかどうか

です。

楽しいと思えることを仕事にする
これがなければナリワイと呼べません。

楽しいことって、ずっと続けていきたいと思いますよね。

続けていければ、その過程で自身の成長にも繋がります。
その成長の先、自分がどのような生き方をしているか想像してみてください。

なんだかワクワクしてきませんか?

ナリワイで生きるための準備

■ナリワイをつくる

ナリワイで生きるためには、当然ですがナリワイをつくらなければなりません。
しかし、どうやってつくればいいのか分からないかと思います。

先ほどナリワイをつくるうえで一番重要なのは
自分が楽しいと思えるかどうかとお伝えしました。

なので、まずは自分が楽しいと思えることを思い浮かべてみましょう。
頭で考えるのではなく、心からすっと出てくることが楽しいと思えることです。

そして、次にその楽しいと思えることをどのように利用すれば人の役に立つのか
を考えます。

仕事とは誰かの役に立つ、楽しませられることを提供できた際にその対価をもらえます。
自分が楽しいと思えることだけでは、それは「遊び」であり「仕事」にはなりません。

なので、どういうことで役に立つのか、楽しませることが出来るのか
考える必要があります。

「人の役に立ちそうなことを提供できる能力なんてない」

と言う人もいるでしょう。

そのような考えの人は難しく考えすぎています。
今までにない何か革新的な新しい価値を提供できなければならないと思っていませんか?

そのような価値を提供できる人は、ナリワイレベルではなく起業しています。
ナリワイはそういう物ではなく、日常のちょっとした困りごとを解決するレベルのもので
いいんです。

元々仕事とは、皆がやるのが面倒なことを

「それ、私得意なんでやります!」

と手を挙げる人がいたのが起源です。
それは今の時代も変わりません。ただの規模の話で
会社で価値提供するか、個人でするかの違いでしかないのです。

だから、あなたは既に

何かしらの価値を生み出す能力を持っているんです。

■ナリワイを育てる

ナリワイを仕事としてお金をもらうには、さすがに何もわからない素人ではできません。
そのため、まず仕事にならないレベルから少しずつ実践していく必要があります。

初めは全く稼げないかもしれませんが、根気よく続けていくしかありません。
そして、続けるには自分が楽しくないと続けられません。
だからこそ、自分が楽しいと思えるかどうかが重要になります。

そしてこのナリワイは一つに絞るのではなく、種をまくように
いくつか候補をつくって育てます。

そして、芽が出たナリワイを育てて仕事にするのです。
ナリワイはほどほどでいいので大きく育てる必要もありません

予想以上に大きく育つナリワイもあるかもしれません。
大きく育つとその分の実りも大きくなりますが、それを維持する労力も大きくなります。
その場合は、自身がどうしたいかによって選択することになるでしょう。

不要なものを把握し削減する

ナリワイを育てることで生きられるようになることは分かった。
でも、育つまでの生活費はどうすればいいのか、不安になるかと思います。

現在、会社員で仕事をしている方は生活費には困っていないかと思います。
ですが、会社員をやりながらナリワイを育てることは
普通にやろうとすると時間的余裕がない。

でも、会社を辞めてナリワイを育てることに集中した場合は
収入が途絶えて、生活が成り立たなくなる。

つまりはお金に関する恐怖ですね。生活できなくなるのではないかという
恐怖が一番大きい大きいと思います。

これら恐怖対策として、本書では以下の方法が記述されています。

自分にとって健康的でかつ楽しく生きていくのに
必要な物以外のものは削減する

今、この記事を読んでいるそこのあなた!
アイスクリーム食べながら見ていませんか?

そのアイスクリーム、本当に自分にとって必要なものですか?

このように、本当に自分にとって必要なものは何かと言うのを考え
不要だと思うものは削減し、必要なものをリストアップしてみましょう。

そして、不要なものを削減したのち必要な物に対してどのくらいの費用がかかるのか
計算してみてください。

今は家計簿アプリなんかも色々あって、そんなに労力をかけずに計算できたりします。
そうすれば、具体的な金額が把握できることになります。

具体的な金額が把握できれば、現状の貯金額からどれくらいの間生活できるとか
収入もこれだけ稼げるようになればいいとかが把握できます。

「分かったからと言ってそれで何か変わるの?」

と思うかもしれませんが、変わります。

まず、恐怖感が大分和らぎます。私たちは、わからないことに直面すると
恐怖を感じます。なので生きるために必要な金額が具体的に分かった時点で
次へ行動することができるのです。

会社員をしながらのナリワイ

ナリワイが育つまでは

「稼げないから今の仕事をやりつつ育てよう」

と思う人が多いと思います。

確かに、それが現実的なやり方だと思いますが
本書ではこのやり方について注意事項が記述されています。

今の仕事はやりたくない仕事だから、適当にやればいいやと思うのはやめるべきである。
そのような意識は、ナリワイをする上でも影響を与えてしまう。
なので、ナリワイに何か生かせる糧になる要素を探したり、真剣に向き合うべきである。


とのこと。

実に耳が痛いお言葉です。
私も、このブログは仕事終わりに書いていたりしますが
今の仕事に関しては、正直なところ前向きな気持ちで仕事は出来ていません。

しかし、仕事にエネルギーを使い過ぎてしまうと
ブログを書く余力がなくなってしまうのも事実です。

そこで、私なりにどうすればよいのか考えてみました。

・無駄なエネルギーを消費する仕事がないか探しだし削減する

個人でできる範囲ですが、不要だと思う作業を削減した時間とエネルギーを使って
このブログを書いています。

現状の作業量から上乗せしてやろうとするから辛くなったり
無理にやらなければならなくなります。

何か新しいことをやろうとするなら、今現在で不要なものを削減する

これが私の考える、会社員をしながらのナリワイの育て方です。

自由に生きることは自分で人生を切り開くこと

以上、伊藤洋志さん著書のナリワイをつくる -人生を盗まれない働き方-
から、ナリワイで生きる方法のご紹介でした。

近年、一つの会社で勤め上げるのではなく、転職したり副業したりするという
働き方も世間的に認められてきていると思います。

この、転職や副業が流行り出してきたのはAIのような技術発展により
一つの企業に勤め続けることがリスクとして認識されてきたから
と言うのもあるかと思いますが

自分の人生は自分で切り開ける力が欲しい

という思いが強いのではないでしょうか。

でも、だからと言って具体的にどうすればいいのかわからない
という人に今回の、ナリワイをつくって生きる方法と言うのは
敷居が低い方法なのではないかと思います。

私も今まさにこのブログで実践中です。
これがナリワイになるのかは、まだ分かりませんが
何かしら今後の生き方に生かせるといいなと思います。